オールセラミック治療症例9~歯肉移植と部分矯正を併用したブリッジ~

Before
前歯2本の見た目が気になるとのことで来院されました。右の前歯は根が割れていたので抜歯してブリッジで治療することになりました。
そのまま抜歯してブリッジにすると、ダミー部分の歯ぐきが細く陥凹してしまうので抜歯に先立って部分矯正を行い、根と歯ぐきを引っ張りました。その後、細くなっている歯ぐきの部分に歯肉移植を行い歯ぐきを膨らませることにしました。

After
歯ぐきの陥凹もなく見た目も改善されたと患者様には喜んでいただけました。



1.部分矯正を行い歯を引っ張ることにより、歯ぐきも上がってきます。
2.抜歯して仮歯を合わせた状態。左に比べて右の前歯が長いです。



3.上顎の奥から結合組織を採取して、歯がないところの歯ぐきに入れ込み膨らませます。

4.歯ぐきが生着したら、再度仮歯を合わせ直します。だいぶ歯の長さがそろってきました。

5.ジルコニアオールセラミックを装着しました。
主訴 | 前歯の見た目の改善 |
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治療期間・回数 | 12ヶ月 |
治療方法 | 右の前歯の部分矯正(引っ張る)後に抜歯 歯周形成外科(結合組織移植手術にて抜歯後の痩せた歯ぐきを膨らませる) 前歯3本ブリッジによるオールセラミック修復 |
費用 | 385,000円(内訳/歯周形成外科50,000円、部分矯正35,000円、セラミック修復100,000円×3) |
デメリット・注意点 | 術後疼痛、歯肉退縮(後戻り)など |